年末の爺対決
開催日 12月2日(日曜日)
出走時間 10:00
参加人馬 吉居騎手&ラオ号 長津騎手&テル号
早いもので、2018年も残すところあと1ヶ月。
夏には伸びきっていたウサギ達も丸まってぴったりくっつくほどに、日ごとに寒さが増して行く今日この頃、今年最後の与那国競馬が開催されました。
出走馬は、伊豆ホース・カントリーヨナグニ軍団の長老ラオ号とテル号。
鞍上は、ラオ号には過去にラオでエンデュランスのトレーニングライド20kmを完走されたこともある吉居騎手(ゼッケン4番)、そしてテル号には隠れヨナグニファン、スタッフの長津(ゼッケン7番)が騎乗しました。
テル号とラオ号は共に17歳、馬の年齢は3倍から4倍でニンゲンの年齢と一致すると言われていますので、ニンゲンの50代から60代くらいといったところでしょうか。
ラオには孫、テルには孫とさらにひ孫もいますので、どちらも名実共におじいちゃんなコンビ普段は放牧場でも一緒にいることの多い仲良しさんです。
ですが、
この爺たち、かなりパワフルなハッスル爺でもあります
準備運動を終え、走路にやってきただけでやる気が200%
ヨナグニ軍団最速の男、ラオ号はスイッチが入るとどこまでも走り続け、止まらなくなることもあります。ある方の証言では、ラオが停止するまでに宇宙1周するくらい走られたとか・・・
そして、テル号も負けてはいません。フルパワーで練習走行を終えました。
与那国競馬はスタートゲートがないので、合図がかかるまでじっと待つのは至難の業
スタートラインを越えないように、回転させてみたり後ろを向けてみたりと、騎手が絶えず努力を続けるのですが、
スタートに背を向けたのにバックして後足フライングするやつがいる
しかし、やはり最速の男
一気に差を詰め
最終的にはテル号&長津組を追い越し2馬身ほどリードして1着ゴール。
やはりハンデなしでは誰もラオ号に勝てない
ということで、
ラオ号&吉居組は2レース目、10m後ろからスタートしてもらいました。
しかしやはりスタートを待ちきれないので、ラオ号のお尻が若干迫ってきたような(笑)
今度もラオ号が猛烈に加速しましたが、テル号も負けてはいませんでした。
かなり追いつかれはしましたが、先頭を譲ることなく1着ゴール。
お互い1勝1敗の結果となりました。
参加された人馬の皆様、お疲れ様です。
レースを終えると再びぴったり寄り添うおじいちゃんたち。
相部屋でも問題ない仲良しコンビの2頭でいつまでも元気に活躍してほしいです。
レース結果
1レース目
1位:ラオ号&吉居騎手 2位:テル号&長津騎手
2レース目
1位:テル号&長津騎手 2位:ラオ号&吉居騎手
乗ったのは1年ぶりでしょうか。俊足のラオくんの能力を出しきれなかったと、少し反省ですが、すばらしいスピードで走りました!
ラオくんはきっと、もっと走れるぞ、だったと思いますが。
止まらなくなったらどうしよう、とハラハラドキドキだったのは内緒です。
思いっきり走らせる状況って、実はあまりないので、いい体験ができました。ありがとうございました。
テル号への騎乗は二回目でしたが、良く指示を聞いてくれて、与那国馬にしては落ち着いていたと思います。与那国馬の中で最速のラオ号にハンデ付きでしたが勝つ事が出来て嬉しかったです。
与那国競馬は第1日曜日に開催しています。
一般の方の参加も随時募集していますので、
激走をご希望の方はご連絡をお待ちしております。
お花畑脱出なるか!?
開催日 10月7日(日曜日)
出走時間 10:00
参加人馬 山田騎手モダマ号 錦戸騎手&ファイン号
先月の競馬は雷雨により中止。そして今月は、台風の進路が心配されていましたが、幸い好天に恵まれたのでいざ出走です
しかし、先週の日曜日は台風24号の影響で大荒れになった伊豆ホース・カントリー。
暴風雨により馬場の屋根が一部剥がれて吹っ飛びました
そんな台風にも負けない元気な与那国馬たちが今月も頑張ってくれました。
今月のメンバーは、もはや参加回数がスタッフよりも多い山田騎手がお花畑ボーイのモダマ号に、そして、当牧場スタッフの錦戸がモダマのパパ、ファイン号に騎乗しました。
騎乗前の準備中。縦横無尽に現れる白い影。
そう、自分を与那国馬だと固く信じるトカラヤギのペーター君です。
あちこちちょっかいを出した挙句、与那国競馬の中継でおなじみのうぐいす嬢、小森女史が放送原稿を作成する際のテーブル代わりにされていました。
ファイン、モダマ親子は競馬のたびに変顔を炸裂させていますが、今回変顔はペーター1頭でお腹いっぱいなので(笑)少しまじめな顔を乗せました。
脳内にお花畑が広がるモダマ号(左)もテンションが上がると白目をむくファイン号(右)もちゃんとマジメモードになるのです
そして本番よういスタート
山田騎手はもはや与那国競馬はベテランクラス。そして、モダマ号も競馬の出場も回を重ねるうち、何をすべきか理解出来てきたようで、スタートから全速力で走りぬけ、きっちりと勝負を決めて1着ゴール
そこで、2走目は、モダマ号&山田騎手には1m後方からスタートというハンデを付けて行うことに。
それでは2レース目位置につい・・・
モダマ号、フライングスタートどうにも止まらないモダマ号
楽しげな山田騎手
そしてそのまま走り去り、競馬コースを半分ほど爆走。
全力で走ることは理解出来たものの、合図を待つ気はなかったモダマ号。
スタート地点まで戻そうとしても嫌がって止まってしまうモダマ号。
この自分のペースを崩さないスタンスは、やはりお花畑と言うにふさわしいかも
気を取り直してスタート地点までいやいや戻り、
待たされて怒り心頭により、高速で地面を叩き続けるファイン号と共に
モダマ号&山田騎手が1Mのハンデを乗り越えて瞬時に前に躍り出たが
そしてファイン号がさらに粘りの伸びを見せて1着ゴール。
ファイン号はここぞという場面はきっちり決めます。
モダマ号は、フライングにより、体力と共にやる気もなくしたか
お花畑脱出にはまだまだ修行が必要なようですね。
参加された人馬の皆様、お疲れ様です。
レース結果
1レース目
1位:モダマ号&山田騎手 2位:ファイン号&錦戸騎手
2レース目
1位:ファイン号&錦戸騎手 2位:モダマ号&山田騎手
山田騎手のコメント(しっかりカメラ目線が出来たモダマ号)
頭の中はお花畑だとか、スタッフさんを数々振り落としたとか、色々な噂を聞いていました。馬場で跨ると、最初は確かに花畑というか何もわかっていないなと思いましたが、そのうちこちらに集中してくれるようになりました。でも一走目でそれも使い果たしたか、2走目のためにスタート地点に戻ろうとすると立ちどまって行きたくないとダダをこね、何とか戻ったら勝手にスタート。それを途中で停止させてスタート地点に戻ろうとした段階で完全にご機嫌斜めになり、やる気スイッチoff。2走目はテキトーにファイン君のあとについて走っただけでした。
あーぁ、やる気の維持は人間も馬も難しいですね。
錦戸騎手のコメント
(珍しく、モダマ号よりもボーっとした顔のファイン号)
最近負け続けだったファインが一回でも勝ったので満足しています。出走前の前掻きがとても頼もしかったです。割と聞き分けの良い子で扱いやすかったので、もう与那国競馬ではファインとコンビ組んでやろうと思います
与那国競馬は第1日曜日に開催しています。
一般の方の参加も随時募集していますので、
激走をご希望の方はご連絡をお待ちしております。
孫には負けん!
開催日 8月5日(日曜日)
出走時間 10:00
参加人馬 山田騎手&テル号 小笠原騎手&ファイン号
連日30℃から36℃あたりをさまよう暑い伊東の夏。
普段はまるっとしたウサギ達も縦に伸びます
飲み水のお皿が冷たくて心地よいらしい(笑)
それにしても、暑くて伸びているのだからウサギ同士くっつかなければいいのにと思うのですが
それはいいとして、ちゃんと競馬の記事書きます
今月も暑い中、2名の人馬が与那国競馬に参加してくれました。
一組目は、おなじみ、ご本人も出場回数が多すぎて何回目かわからなくなっている山田騎手とテル号。
対するは、競馬初参戦の小笠原騎手。当日の朝に競馬騎手にスカウト(出場をお願い)し、快く承諾してくださいました。乗馬はファイン号です。
テル号は孫やひ孫が大勢いる17歳のおじいちゃん。11歳のファイン号も孫の中の1頭で、テルにとっては初孫でした。
馬場内での準備運動では、毎度のことながら「変顔」と「やる気猛ダッシュ」を交互に繰り出すファイン号。小笠原騎手もノリノリで加速を促します
。飛ばし屋気質
軽やかに、颯爽と準備運動に取り組んでいました。祖父の余裕でしょうか。
コースに出ての練習走行でも
テル号は優雅
さて勝負の行方は、
スタートはカウントダウン方式で5秒前からカウント開始、ゼロでスタート・・・だったのですが、ファイン号はスタートが待ちきれず、フライング寸前
何とか小笠原騎手が抑えていましたが、ファイン号は不満たらたら
「お前なんで俺様をスタートさせないんだ」と騎手に文句を言い始めたその時、
カウントゼロ
テル号はきっちりスタートを決めたのにまだ小笠原騎手に文句を言い続けるファイン号、周りが見えてない。
ファイン号が我に返って走り出した時には、テル号&山田騎手は遥か彼方。
その後の加速は素晴らしかったのですが、時既に遅し。
テンションの上がりまくった馬と折り合いを付けるのは、時に非常に難しいことがあります。
小笠原騎手は今回ファイン号のテンションにだいぶ苦戦をさせられましたが、時にはっきりと自分の主張をしてくるのも与那国馬の魅力のひとつかもしれません(ムリヤリ)。
仲良くなって折り合いが付いてくると、とても協力的で素晴らしい働きをしてくれることもあります(主張をしなくなるわけではありませんが)
テル号はひ孫もいるおじいちゃんですが、まだまだ元気!
ファイン号はもう少し我慢を覚えて大人にならないとおじいちゃんには勝てなそうです。
参加してくださった山田さん、小笠原さん、どうもありがとうございました
レース結果
1レース目
1位:テル号&山田騎手 2位:ファイン号&小笠原騎手
2レース目
1位:テル号&山田騎手 2位:ファイン号&小笠原騎手
山田騎手のコメント
テルは私が初めて与那国競馬に参加したときに
乗った馬でした。与那国馬初心者にもとても扱いやすく
馬らしい駆け足をしてくれました。
今回もまた、がっつかない洗練された駆け足を
してくれました。ただ、スタートラインのドタバタは
与那国馬である以上避けられない?
さらにハイテンションなファインと一緒に2分も前から
スタートを待っているのは危険ですらあると判断し、
離れた場所で待ってなるべくスタートの合図に合わせてラインを
出るようにしました。2レース目も同じ作戦で幸い優勝できました。
一緒に出場してくださった小笠原さんとファインにも感謝です!
ちなみにファイン君は賞金の与那国馬レッスンでもお世話になり
ありがとうございました!鐙にいたずらをするテル号
意外と子供っぽいところもあるおじいちゃん
もちろん、ちゃんとキメ顔もやります
小笠原騎手のコメント
今回は、ファインの素晴らしい差し脚を
活かせなかった屋根が敗因ですね。
機会があれば、また挑戦させて下さい。
ありがとうございました。
変顔をしないファインなんてファインじゃない
でもフツーの顔もいちおう撮らないとね
与那国競馬は第1日曜日に開催しています。
一般の方の参加も随時募集していますので、
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